オステオパシーとは何か? | セラピスト・ラプソディー♪ ~真の健康をめざして~

オステオパシーとは何か?

カイロプラックティックができる以前の20年前、1874年(明治7年)にすでにアメリカ・ミズリー州の外科医アンドリュー・ティラー・スティル医師が手技療法を開発し、この創始者はギリシャ語のオステオン(osteon「骨」)とパトス(pathos「苦痛→治療」)を合わせオステオパシー(Osteopathy)と名付けて一つの医療体系として発表していました。

 

1863年頃カンサス州で流行った髄膜炎に罹ったわが子を救うことができず、又、他に3人の子供を生後まもなく亡くし西洋医学に疑問と限界を感じ人間の生命力や自然治癒力に注目するようになった彼が苦悩と使命感の末、たどり着いたのが「オステオパシー」だったのです。

 

オステオパシーは医師の間で発展したものであったため日本では知名度はあまりありませんが、発祥の地アメリカだけで年間5000万人以上、世界では1億人以上が恩恵を受けているともいわれ欧米では外科医が用いている自然医学手技療法です。

 

初期のオステオパシーはカイロプラクティックの模範となったといわれており、スラスティング系のハード手技が中心でしたが、近年画期的な治癒確率が高く、それでいて手技自体は「超ソフト」で、なにより患者に全く苦痛を与えず治療でき、また、再発率は低いというすばらしい療法が開発され世界で注目されています。

 

以前は「整骨療法・整骨医学」と訳されていましたが、現在では筋肉・骨格だけでなく、神経機能の障害を取り除く治療や脳脊髄液の循環改善等に主眼がおかれ「整骨」という言葉では納まりきらなくなり、単に「オステオパシー」または「オステオパシー医学」と言うようになってきました。